【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第23章 *兄妹【緑間真太郎】*
……とうとうオレは踏み込んではいけない領域に足を踏み入れた。
握っていた手を引いて、自分の胸の中にを飛び込ませたのだよ。
オレは身体を抱きしめるが、は驚いているのかビクともしない。
そんな状況が暫く続いた。
「お、兄ちゃん…?」
「……」
「ねぇ……何?これ……」
「……」
「な、なんか言ってよ」
「……」
「ねぇってば!」
「黙れ…っ」
「んっ…?!」
そして更に深くへと足は進んでいく。
生意気で可愛い口を塞ぎ、にキスをしたのだよ。
ここでも動かないだったが、オレが舌を伸ばすと抵抗の色を見せた。
……が、離したくない。
そんな思いがオレの左手を後頭部に、右手を腰に移動させてから自由を奪ってしまう。
「や……お兄ちゃ、んっ…!」
決して兄妹のスキンシップではないのだよ。
好きな女に手を出す男の絵だ。
兄妹なら……
こんな事はしない。