【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第23章 *兄妹【緑間真太郎】*
その後高尾に呆れる程笑われたのだよ。
「ギャハッ!おまっ…!どんだけ妹ちゃん好きなんだよ!」とな。
こいつは冗談で言ってるつもりだろうが、オレは本気であいつを想っているから複雑だ。
「うるさい黙れ」
「けどちゃんなら似合うだろうな。うはっ!練習が楽しみだぜ」
それに高尾はよくに絡むのだよ。
「可愛い」と言い、「オレ今彼女募集してんだけどっ」と言い、「ちゃん応募してみねぇ?」と誘惑する。
そこにオレがさり気なく割り込んで話を終わらせるのがいつもの練習風景。
けどそれももう……大分キツくなってきたのだよ。
「今日は課題は出たのか?」
「あ!そうそう英語!……ねぇお兄ちゃ〜ん、教えてよ〜」
「そう変な声を出すな馬鹿め。……持って来い」
「やった!」
今日の練習もモヤモヤしたまま終えて今は自宅、オレの部屋なのだよ。
「お兄ちゃ〜ん」って甘えるは可愛い。
だからオレは頼みをいつも聞いてしまうのだよ。