【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第23章 *兄妹【緑間真太郎】*
「おい高尾、カチューシャを貸せ」
「はぁ?どったのいきなり」
「お前のカチューシャは赤いだろう。早く貸せ」
「まあ赤いけどさ……何に使うんだよ」
「今日のラッキーアイテムなのだよ。生憎白いのしか持ち合わせていなかった」
「いいけどー、なくすなよ?」
「明日返す」
「は?ちょ!真ちゃんどこ行くんだよ!」
これはのラッキーアイテムなのだよ。
白しかないというのはオレの所持物ではなくあいつのだ。
「何故赤がないのだよ!」と、朝多少怒鳴ってしまったが……それもを想うが故だ。
「」
「ん?あ、お兄ちゃんじゃん」
「これを付けるのだよ」
「え?うわっ!」
「今日1日絶対に外すな」
「勝手に付けないでよ!」って怒るだが、妙に似合うからドキッとしてしまう。
持ってはいても、あまり着用してる所は見た事がなかったのだよ。
「ちょっと何見てんの?」
「いいか、絶対外したらダメなのだよ」
「分かったから早く教室戻りなよ!」
「ああ」