• テキストサイズ

【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】

第23章 *兄妹【緑間真太郎】*


緑間side



……いつからだ、オレがを見て胸が高鳴るようになったのは。


……いつからだ、オレがお前に“好き”という感情を持ち合わせるようになったのは。


だが幾ら想い続けても、オレとお前は結ばれない。


何故なら……


オレとお前は兄妹なのだから。



「起きろ。遅刻するのだよ」

「ん〜……だれぇ……お兄ひゃん…?」

「いいから早く起きろ」

「やだぁ……私眠いもん……」

「いい加減にするのだよ…!」

「きゃぁ!いきなり布団捲らないでよ!」

「さっさと支度して下に降りて来い。朝食が出来ているのだよ」

「わかったよーもう……」



朝を起こすのは恒例行事。


オレみたいに規則正しく過ごしていれば、朝スッキリ目覚められるというのに……こいつは夜更かしするのだよ。

こうも不規則では身体が心配だ。


心配事が多いから、オレはいつもの事を考えているのだよ。


いつも……。
/ 738ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp