【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第22章 *虹、キセキに嫉妬する【虹村修造】*
「味が全然しねぇ……こうなりゃ指もだ」
「……て」
「あ?」
「やめて!!!」
なんて考えながら舐めてたけどよ……こいつ部室に響き渡るぐれーのデカい声で叫びやがった。
そこで初めてオレはが泣いてんのに気付いたわ。
ボロボロに涙流してオレを睨んで……嗚咽を我慢してる。
……後悔した瞬間だった。
「こんなのっ……気持ちいいわけっ、ないよ…!」
「……わり」
「痛かった…!怖かった…!私っ……嫌だっ……」
「……」
「こんなっ、修造っ……大キラ、」
「謝るから嫌いなんて言うんじゃねぇよ…っ」
嫌いに「大」を付けられて言われたくねぇから、言い切る前に思いっきり抱きしめたわ。
……つか言われて当然なんだけどな。
それでもやっぱ聞きたくねぇから。
「わり、っ……」
「ひっ……しゅっ、ぞぉのっ、ばっ、かぁ…!」
「ああ。馬鹿だな、オレは……」
「こわっ、かったよぉぉ…!」
「そうだな……」
「うっ、わぁぁん…!」