【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第20章 *幼馴染は意地っ張り【青峰大輝】*
「んー!美味しい!」
「……」
ったくイライラするぜ。
何でよりによって肉なんだよ!
しかもステーキ!
肉好きのオレにとっちゃ最高じゃねぇか!
「お前嫌味だろ」
「ん?嫌味もなにも、今日はステーキって決めて買ってきたんだから」
「つか自分んちで食えよ」
「もう焼いちゃったし今食べてる。何?欲しいの?」
「いらねーよ」
「全くしょうがないなぁ……あーん」
「あ?」
「ほら、あーん」
幾らお前が幼馴染兼彼女(仮)でもあーんは出来ねぇよ。
そうじゃなくて普通にオレの焼いて持ってこい。
……つっても、こいつは焼くような女じゃねぇ。
オレが頭下げねぇと動かねぇからな。
けどそれマジ食いてぇ。
すげぇ霜降り。
「いらないの?あーん」
「……あー…」
「んっ!ふふふん!」
「テンメェ……」イラッ
肉汁の誘惑に負けて口開けたっつーのに……テメーで食いやがった!
恥ずかしいじゃねぇか!
見てろよ、ぜってー仕返ししてやっからな。