【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第2章 *初体験【赤司征十郎】*
何とも気の抜けた返事をされ不思議に思っていると、どうやら本人は泣いてる事に気付いていない様子だった。
「あれ私……どうして……」と、は目元を擦っている。
「お前が気付いていないとはね」
「ごめんね…!もう平気だよ」
「本当に大丈夫かい?」
「うん…!最後まで頑張るっ!」
この場面でグッと拳を握って気合いを入れてしまうのはどうかと思ったが……それでも可愛いもの。
これから先もずっと側にいて、こんな無邪気なを見ていられたらどれだけいいだろう。
「ならもう一度試そう。オレの背中に、」
「手を回す……でしょ?」
「そうだ、分かっているね。……いくよ」
「うん…っ」