【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第16章 *このオレが一途【灰崎祥吾】続*
「ついでだし何か飲もうぜ」
「あ、うん……」
ある程度乾いたからって二人して海の家にまで来たまでは平和だったんだけどよォ……。
オレが「買って来てやるから待ってろ」つってから離れたのが悪かったぜ。
「ア??何処行ったんだよあいつ……」
戻ってみりゃ姿見えねぇじゃん。
勝手に消えるような奴じゃねぇからさァ……浮かぶのはアレしかねぇだろ?
オレが昔よくやってた……ナンパ。
買って戻るまでにそう時間は経ってねぇから近くに居る筈なのに、直ぐに見つけてやれねぇのはこの人混みのせいだ。
「あいつに手ぇ出したら原型なくなるぐれーに殴ってやる」
とか言っても喧嘩は封印してんだよなァ。
「暴力はダメだよ……」って言われちまったし……ボロボロだったオレを見て泣きやがったからよ……。
「あっ、あの……困ります…!私は人を待ってて決して1人じゃ……」
「けどさっき1人だったのに変わりねぇじゃん?いいから俺と遊ぼうぜ!」
「えっと……あの……」
「チッ…!あの野郎……。!」