【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第16章 *このオレが一途【灰崎祥吾】続*
イチャイチャしてる奴らがいる中で明らかにおかしいペアが居ると思ったら当たりだったぜ。
の肩に手ぇ回しやがって……。
「テメェ何してんだァ?」
「あ?誰だテメー」
「オレの女に手ぇ出すとは上等じゃねぇか、お兄さんよォ」
「テメーの女?1人で居たんだぜ?こいつ」
「……アァ?」
「彼女1人にして離れるお前が悪りぃんだよ」
「……んだと」
「さっ!こんなの放っといて行こうぜ」
もう頭に血が登ってよォ……殴りかかっちまった。
けどが「祥吾くん!」って叫んだから止められたけど……
砂浜は蹴り飛ばしたわ。
「チッ!」
「あ……しょ、祥吾くん…!」
こいつの手握り締めてズカズカと砂浜歩いて……海の家の裏っちょまでやって来たオレは……壊れんじゃねぇかってくらいの力込めてに腕を回した。
「簡単に連れてかれてんじゃねぇよ」って言ってやろうとしたけどよォ……震えてんだよ、こいつ。
よっぽど怖かったんだろうな。
こうさせちまったのはオレだし、1人にさせたのはテメーだって言われて反論出来なかった事にイラつくしでわけわかんねぇけど……
とにかく無事で良かったぜって……ちょっと冷たいの唇に自分のを重ねた。