【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第16章 *このオレが一途【灰崎祥吾】続*
灰崎side
「んだよ人居すぎだろ」
「まあ……夏だしね」
太陽がガンガンに照り付ける炎天下の元、オレとは海に来た。
たまには気分変えてやんねぇとこいつが可哀想だろ?
オレの家ばっかじゃなァ……飽きられたくねぇしよ。
「つかお前……ふざけてんのかァ?」
「えっ…?ど、どうして…?」
「水着。何凄いの選んじゃってんだよ」
「祥吾くんこういうの好きかと思って……」
まァ海だし水着なのは入るなら当たり前だけど……
こいつ、性格からは似ても似つかないモンをチョイスしてやがった。
黒のセクシーなやつ。
「好きなんて言ってねぇよ」
「ごめん……ダメ…?」
「ダメとも言ってねぇだろ」
「……?」
「可愛く首傾げんじゃねぇよ」
ったく……分かれよお前さァ。
今オレがどんだけ我慢してるかってよォ。
海に来て真っ先に欲情させんなバァカ。
青姦でもいいってのかよ。
「ごめんね、怒らないで……」
「怒ってねぇよ。ただお前が可愛すぎるからなァ……喰いたくなんだろ…?」
「えっ…?」
「ははっ!冗談冗談。来たんなら入ろうぜ」
「あ……うん!」