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【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】

第15章 *好かない婚約者【赤司征十郎】*


「征十郎さんっ……動いて……」

「僕の事を愛しているなら……もう“さん”はいらないだろう…?」

「え……どうして……」

「顔を見ていれば分かる。僕に気持ちを移したとね」



頬に触れながら話していたが、僕にバレたからか余計に熱くなってしまったよ。

だが「私おかしいよね……」と、たかが一回のセックスで僕を好きになってしまった事が気になるようだ。


「軽いね……」と。



「僕とお前は婚約者だ。好きになって何が悪い」

「でも……正直私は貴方を……」

「分かっているよ。僕もお前の事は好かなかったからね」

「うぅ……知ってたけど言われるとやだぁ……」

「すまない。だが結果は良かっただろう?」

「うん……」

「これからは迎えに行かせてくれるね?」

「……うんっ」

「フッ……なら再開するよ。僕の手を握れ」



この日生まれた愛が本物かなんて事は後々分かる。

が僕の家に移り住み、愛をより明確にと抱き合い、そして籍を入れたからね。



「征十郎っ……ダメっ、私…っ」

「なら共にイこう…っ」

「うんんん…っ!」



この時の僕達はまだそれを知らない。

けど何回もカラダを重ねるうちに……



「……愛しているよ……」



僕が彼女に夢中になってしまった。




*次へ続く*
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