• テキストサイズ

【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】

第15章 *好かない婚約者【赤司征十郎】*


よく呑むという事は意外と酒好きで、強いのかと思っていた。


けど真逆だったようでね……30分もしない内に酔っ払ってしまったよ。



「もうやめろ。僕に介抱させるつもりか?」

「でもぉ……美味しいんですよぉ…?これぇ……」

「やめろと言ったらやめろ。これ以上は与えない」

「ああ…!何するんですかぁ……取らないで下さいぃ……」

「更に呑んで自ら面倒を引き寄せるな」

「嫌ですぅ……返して下さい……」

「歩くな。余計に回っ、」

「うわぁ!!」



だから言っただろう、回ると。
自分の限界を把握していないとは呆れる。


早いとこ退いてほしいが……自力では無理か。



「腕を貸せ」

「征十郎さんあったかぁい……」

「僕をイラつかせるな、早くしろ」

「むぅ……はぁい……」



しかしさっきとは別人だ。

甘えるような素振りなど、今まで一度も見せた事はなかったからね。


まあ僕を嫌っていたんだから当然だけどな。



/ 738ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp