【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第15章 *好かない婚約者【赤司征十郎】*
「僕がいいと言うまで大人しく寝ていろ」
「や……待って……」
「……何だ」
「行か……ないで……」
「何故かな」
「1人にしないで……。お願い……征十郎さん……」
ギャップ……。
それを今身を以て感じている。
いつ緩めたのか分からないブラウスのボタン。
そこから覗く鎖骨と、ゆっくり吐き出す息、酔いによって染まっている頬、切なそうに僕を見つめる瞳……。
極め付けは僕に対して普通に話してきた事だ。
それも艶っぽい声で。
これらのせいで不覚にも騒ついてしまう僕のカラダは本能に逆らってない。
「僕の事が嫌いだろう」
「でも今は……ここに居て……」
否定はしないんだなと苦笑してしまったよ。
居てやる事もないが……今のをもう少し見ていたくなってね、残る事にしたよ。
「はぁ……ふぅ……」
だがそれがいけなかった。
さっきの疼き……それがを見ているうちに大きくなってきてね……落ち着かない。
こいつが色っぽく息を吐くから……
僕の服をキュッと握ってくるから……
「あ……征十郎……さん……?」
「……」
抵抗出来ないの上に跨って見下ろしそして……
「どうしたのっんん…っ!」
口付けをした。