第13章 ＊転校【氷室＆高尾】＊

ー情事後ー



「まっさか辰也さんが挿れるとは思ってなかったっすわ」

「はは……、すまなかった……」

『ホントだよ、もう……』

「つか辰也さんもヤると表情崩れるんすね！」

「酷いなカズ……」


＊＊＊


「っ……凄く良いよ……っ」

『ぁんん…！あっお兄ちゃ…！』

「奥まで……もっと……！」

『んぅあぁ！ヤバっ…はぁ、あぁっ！』

「っ……クッ……」


＊＊＊


「だって辰也さんずっと涼しい顔してたじゃないっすか！なのにアレは…！」

「全く……人の事言えないだろ？」

「まあそうっすけど…！」

「カズは途中“くぁっ！”なんて言ってたっけ」

「ぉえ？！そうっすか？！」

「そうだよ」

『こうも言ってた……私の耳元で……』

「何て言われたの？」

「ちょー！タンマタンマ！ちゃんそれはダメっしょ！」

『和成……』

「何何？内緒話？顔近付けちゃって」

『私も……ずっと愛してる……』

「なっ……ちゃん……」

『お兄ちゃん……』

「何かな？」

『私も愛してるよ……お兄ちゃんとして……』



＊次へ続く＊