第13章 ＊転校【氷室＆高尾】＊

高尾side



考えるったって……今になってちゃん無しの生活なんて無理だってマジ……。


ずっと一緒だったってのに……

やっと付き合ったってのに……



別れるなんて出来るわけねぇよ…！



『た、高尾くん……私は、わっ！』

「好きだぜちゃん…っ」ぎゅぅ

『うん……知ってる』

「オレ別れねぇから……。ちゃんと連絡するし、小遣い貯めて会いに行くから…っ」

『うん……』

「お前は…？不安…？」

『……うん。だって高尾くんモテるから』

「それはお前もっしょ…？」

『私には……高尾くんしかいないよ』

「っ……」



辰也さんがドアの向こうにいんのに……
バレるかもしんねぇのに……

自分抑えらんなくて……オレはちゃんの口を塞いだ。


噛み付くような荒いキスしか出来なくて、ちゃんが苦しそうにしてんのにやめらんなくて……



『やっ…！高尾くん…っ』

「ちゃんっ……」

『ちょっとっ、ふぁ…！』



まんまベッドに押し倒して……服乱しちまった。


首に噛み付いてマーキングしながら全部全部服脱がして、自分も乱暴に脱ぎ捨てる。




もう……今のオレの眼には……こいつしか映らねぇ。