【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第11章 *可愛いとこ見たくて【桜井良】*
けどこの積極的っていうのがどうもSと捉えられちゃうんだ。
何でかな?
「舌いっぱい出して……僕とそんなにキスしたかったんですか…?」
「だって良君も出してくるし……」
「なら僕舌出さないよ…?」
「え…?」
「さんから絡ませてこない限り僕からは何もしません……」
「……んっ」
僕がこう言うのはさんからしてもらいたいからで、別に意地悪してるわけじゃない。
でもさんは「むっ」って声を漏らしていじけるんだ。
口尖らせて怖くない睨みきかせて僕に懸命に訴えてくるけど……これがまた可愛い。
「そんな顔したってしませんよ」
「意地悪」
「意地悪はさんですよ。僕待ってるのに」
「私から入れるってなんか慣れない」
「だったらもう挿れちゃいますよ…?」
「ひゃぁ…っ」
そしてもう指を入れちゃうのは、さんにおねだりして欲しいから。
僕にもっと弄ってって……赤い顔で見つめながら言ってほしい。
だって僕……さんの可愛いとこいっぱい見たいんだもん……。