【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第10章 *先生【今吉翔一】*
立場上イチャつけんのは理科準備室だけなんや。
プライベートで家出入りしとったら見られてバレそうやん。
まあ学校やし危険度はあるけど、先生に勉強教えてもらうフリをしとれば何とかなる。
「はーい、じゃあ今日はここまでー」
てかこうやってクラスの奴らに混ざって先生見とると……ニヤけてまうんやワシ。どないしよ。
他の奴等が知らへん先生の顔っちゅーもんをワシは沢山知っとるからなぁ。
キス顔もそうやし、照れた顔、感じとる顔、
淫らな格好、ええ声……。
全部ワシ知っとる。
「失礼しますわ」
「ん?あ、今吉くんか。いらっしゃい」
けどやっぱ気になるんは先生の気持ちや。
コクったんはワシやからな……。
あかん事やって分かっとったんやけど……しゃーないねん、好きになってまうと。
で、勇気出してコクったら……
って、ワシやて勇気いるで?告白するんは。相手は大人で教師やし。
そんでワシが伝えた後、先生何て言うたと思う?
「先生で良ければ面倒見てあげる」やで?
年の差めっちゃ感じさせるような言い方やったわ……。