【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第8章 *熱中症【黒子テツヤ】*
「んっ……」
僕は起き上がり、ベンチに座ってさんと向き合いそして……そっと顔を近付けました。
ただ触れ合わせるだけのキスでも、さんは耳まで赤くしてくれる。
本当に可愛くて可愛くて……もう一回しようと頬に触れると少し後ろに下がられてしまうんですけど……
それでも僕が近寄れば受け入れてくれます。
「好きです、さん……」
「あ……、んっ…んんっ…!」
恥ずかしくて言えなかった事をここで言って、しかも何も聞かずにまたキスしてしまう僕は卑怯かもしれません。
しかもこれは舌を絡めてするキス。
この甘くて蕩けるようなキスで、さんは足の力が抜けて僕の方に倒れ込んできました。
「ご…ごめんなさい……」
「このままでいいですよ。こっちのがキスしやすいですから……」
さんを抱き止めて、ちょこんと僕の膝の上に乗せてから再び唇を重ね合わせた僕とさん。
しっかりと肩と腰に腕を回して、抱きしめながら少し長くし続けてみました。
するとさんはとても年下とは思えない程に艶めいてしまい……
僕は自分のカラダのソワソワ感を感じながら、彼女の首筋に唇を落としました。