【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第8章 *熱中症【黒子テツヤ】*
こうして火神君に運ばれて僕は部室までやって来ました。
遅れて来たさんの手にはスポドリやら氷やら色々持っているのが見えます。
「じゃあオレは戻るぜ。が着いてりゃ大丈夫だろ」
「ありがとうございます、火神君……」
「おう、じゃーな。早く良くなれよ」
火神君が消え、←
部室には僕とさんだけになりました。
「とりあえずこれ飲んで下さい!」と言って渡されたドリンクを飲み「ふぅ……」と息を吐くと、さんは必死な感じで僕を寝かせてきたんです。
「足高くするといいみたいなんです!」とか
「冷たいと思いますけど身体冷やしますね!」とか
「喉渇いたらいつでも言って下さい!」とか……
とにかく懸命に介抱してくれます。僕の為に。
パタパタと顔に風まで送ってくれています。
「そこまで重症じゃないので大丈夫ですよ……」
「熱中症を甘く見ちゃダメです…!亡くなっちゃう人もいるんですよ…?!私そんなの……」