【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第8章 *熱中症【黒子テツヤ】*
表に出してるつもりはなかったのに、火神君にズバリ言い当てられて回答に困ってしまった事が肯定と捉えられ……僕の気持ちはさん以外の全員に知れ渡ってしまいました。
「あの……先輩、タオルです」
「ありがとうございます」
「ふふっ」
皆に気持ちがバレてちょっと経った頃から、さんが僕によく話し掛けてくれるようになったんです。
驚く回数が減ったのは残念でしたが……これはこれで嬉しかったです。自然と笑顔になれますし。
「……なあ、絶対両想いだよな?!水戸部もそう思うっしょ?!」
「……」こくん
「なんで告らないのかしら。だらしないわね!」←
「言いたくても言えねーんだよ。その気持ちオレには分かる」
「日向はそういう度胸はないもんな」
「うるせぇよ伊月!」
そんな会話を先輩達がしている事なんてつい知らず。
告白したいのは山々ですが……何しろ照れ臭いのでなかなか言えません。
今も目の前に居てくれるだけでドキドキして……身体が熱くなってしょうがないです……。
ついでに目眩も……。
「う……」ばたっ
「え…?!く、黒子先輩?!」