【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第8章 *熱中症【黒子テツヤ】*
その些細なキッカケが……僕の中でどんどん膨らんでしまったんです。
入ったばかりの彼女は直ぐ僕に慣れてくれるわけではなく、ドリンクを配る時いつも僕は忘れられていました。
「すみません、僕にも貰えますか?ドリンク」
「ドリンク…?きゃ…!す、すみません黒子先輩…!」
「いえ、こちらこそすみません。ありがとうございます」
慣れないなら慣れない分だけ可愛く驚いてくれて……僕、影薄くて良かったって思っちゃいました。
仕事もカントクに聞きながら一生懸命頑張ってくれてますし、何より優しい。
優しい人が好きな僕にとって、恋に落ちるのに時間はあまり掛かりませんでした。
そして季節は変わり夏ーー。
「なあ黒子、お前の事好きなんじゃねぇのか?」
「……いきなりなんですか、火神君」
「え?!黒子君そうなの?!教えなさいよー!」
「そうだぞー?水戸部も知りたいってさ!」
「……」焦
「いやあの……」
「先輩命令だ、さっさと吐けダアホ」黒笑
「日向入っちゃってる……はっ!トトロのサツキが命令した。メイ、礼!」←
「伊月黙れ」