【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第8章 *熱中症【黒子テツヤ】*
黒子side
誠凛に入学して早一年。
僕は進級し、晴れて二年生になりました。
「一年のです。よろしくお願いします」
今年もバスケ部は熱烈な勧誘活動を行い、新たな部員と……そしてマネージャーを獲得する事が出来ました。
カントクとは雰囲気が真逆で、大人しめの……可愛らしい人です。
「火神大我、二年、PF。よろしく」
「ダアホ、なんだその自己紹介の仕方は!」
「いやだって慣れてねぇし……ですよ」
「はいはーいそこまで!じゃあ自己紹介最後よ!黒子君!」
「えっ……火神先輩が最後じゃないんですか…?」
「違うわよ。きっと驚くわ!」
「驚く…?」
「あの……いいですか、自己紹介」
「え…?きゃ…!」
やっぱり驚かれてしまう僕は、もう頬を掻くしかなかったです。
でもこれがキッカケでした。この影の薄さが。
さんが「きゃ…!」って小さくびっくりする姿が可愛いなって思ったんです。