【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第7章 *幼馴染は処女【虹村修造】*
「……いいと思うよ、私は」
オレが「理性持たない」って言ってから暫く経った頃、ずっと無言だったこいつからやっと出た一言がこれ。
処女のくせに何意気がってんだとか、
オレの努力無駄にするような事言うなよとか考える反面……
え、いいのか?って期待で胸は埋め尽くされつつある。
「あ?何言ってんだオメーは」
「気付いてるでしょ…?私……今ブラジャー付けてない……」
「……おー、知ってる」
「何のためにこうしてるか分からない…?」
そう言う声のトーンと、オレにもっとくっ付いてくるの行動からして悟った。
オレを誘ってるって。
女にそんな事させて……男のオレが今だに手が出せないなんてかっこ悪りぃ。
「あぁ!ったくオメーって女は…!」
いつそんな小細工覚えたんだ!と思いながら身体を反転させ、更に上に覆いかぶさったオレは……
の横に両手着いて、上からこの生意気な女の顔を覗き込んだ。
真っ直ぐオレを見つめてくるこいつの瞳は月明かりでキラッと光り、切なげな表情だけど……どこか真面目さが伺える。
「……オレはお前を大切に思ってる。幼馴染としても彼女としても」
「うん……」
「だからこそ今まで我慢して来たってのに……何だオメーは。抜いちまっただろうが」
「ごめん……でも私、」
「止められねぇぞ。いいのか?」
「うん。だから誘ってる……」
「ったくガキのくせして……」