【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第2章 *初体験【赤司征十郎】*
そう言って枕ごとを抱きしめたオレ。
改めて見ると、枕を抱えるなんてとても可愛い事をしている。
「本当…?」
「そうだ」
「本当に本当…?」
「ああ。何も気にしなくていい……」
それでもまだ濡れた瞳で見つめてくるから……オレは静かに唇を重ねてあげた。
離して頭を撫でて……の顔から不安の色が無くなるまでオレからの愛のキスを贈る。
……けどそうしてるうちに、自分の中である変化が起こった。
重ねた瞬間には身体が疼き、見つめ合えばドキッとする……。
初めて味わった感覚だった。
「あ……赤司くん……」
「まだ離れるな……」
「んっ……」
だから……とっくには落ち着きを取り戻しているのに、キスをやめたくなくてつい身体を引き寄せてしまう。
もうソフトなキスじゃ足りないとさえ思ってきてしまった。