第10章 あたしの想いはあなたじゃなくて
Satoshi-side
翔「智くん、」
「しょおちゃん、どこいってたの?」
ちょっと拗ねながら聞いてみる。
んふふ(笑)こーすると
しょおちゃん、弱いんだよね(笑)
おいら、知ってるよ?
翔「ごめん、ごめん(笑)」
「どこいってたの?」
翔「あ、ゆいはちゃんに会ったよ」
「へ~……………………え?!」
ゆいは!?ゆいはって言ったよね?!今
翔「え?」
「おめぇ、ナンパとかしてねぇだろおなあ」
翔「あー、しょーちゃん会いたかったです♥
って言われちゃったあ。
可愛かったな」
……は、
なんや、
なんやこの展開
「………………(涙)」
翔「う、嘘。嘘だよ。ジョークだよ。
お願い、泣かないで(笑)
あなた高校生(笑)しかも男の子(笑)」
ずりいよ、しょおちゃん
しょおちゃんだけずりいよ
「………………(涙)(涙)」
翔「あーーー
ごめんて、いいこと教えてあげるから(笑)」
ニヤッ
おいらにはそう聞こえたよ、しょおちゃん。
「教えろ」
翔「ふはは(笑)(笑)(笑)(笑)」