第10章 あたしの想いはあなたじゃなくて
Satoshi-side
ゆいはが走ってどっか行っちゃった後、
玄関の前から暫く動けなかった。
「…………………………」
なんだよ。
期待させるだけさせやがって。
「……………………」
でもまあ、
ゆいはが元気になってよかった。
おいらゆいはの役にたてたんかな、
「………………はぁ、」
雅「どーしたの?溜め息なんかついちゃって」
「あ、相葉ちゃん」
雅「よっ!」
「おかえり」
雅「なんかあった?」
「ゆいはに、逃げられた(笑)」
雅「は!?なに!?なにがあったの!?」
「……(笑)そんな、大した話でもねぇべ(笑)」
雅「逃げたって!?え!?どーゆーこと!?」
「……とりあえず、中、入ろ(笑)」
雅「え!?大丈夫なの!?
逃げたって、大丈夫なの!?」
興奮してる相葉ちゃんを
おいらの部屋につれていった。