第7章 こんな気持ち分かって欲しいのだから
Masaki-side
「あれ、大ちゃん?
学校こっちだよ?」
朝、家を出るタイミングが
大ちゃんと一緒になったのに
大ちゃんの足は違う方向に
向いていた。
智「あ、いや……//その、」
何?
「ねぇ、大ちゃん、
俺に隠してることあるっしょ。」
智「……っ//」
大ちゃんがこんなに照れるなんて、
「……ゆいは?」
智「……ゆいは、と、」
え、まじか!
呼び捨てんなってるし!!
「……うそ!?ほんとに!?まじ!?」
智「相葉ちゃん、おいらまだなんも、
いってねぇ(笑)」
言わなくてもわかるっつの。
顔見りゃわかるっつの。
何年一緒にいるとおもってんの(笑)
「おめでとーーー!!!!!!」
智「……あり、がと//」
よかった。
ほんと、よかった。
「……あれ?でもなんで、そっち?」
智「迎えに、行こうと思って。」
「……え?(笑)」
智「ゆいはんこと、迎えに、行こうと思って。」
……まじか(笑)
「大ちゃん、好きすぎ(笑)」
智「……ほんと、おいらばっか
好きすぎんの(笑)」
大ちゃんは笑ってたけど
でもなんか、悲しくなった。
「ゆいはも、大ちゃんのこと
好きだから付き合ったんじゃないの?」
智「……んふふ(笑)
そうだといいけど。」
ほんじゃね、
そう言って大ちゃんは
学校とは全く逆の方向に歩いていった。
なんでかな、
2人が付き合ってるって聞いて
すげぇ嬉しいのに、
大ちゃんが心配でしょうがない。