第6章 あなた想う気持ちは誰にも負けない
Yume-side
ゆいは「ゆーめちゃん♥」
もー。何。
ワタシにそんな可愛い顔して
なにがしたいの(笑)
「ゆいぱ、それ、
本当に好きな人出来たら
その人にしてあげて(笑)」
ゆいは「ね、ゆめ?」
え?
ゆいぱが真剣な顔してる。
「な、に?」
ゆいは「あの、ね?」
え、何?なになに?
私、告白でもされる?(笑)
ゆいは「おーの、さんと、
付き合うことになった。」
……
……
……
「へぇ~」
ゆいは「うん。」
「ッッッッッッッッッッッッッッええええええええ!?!???」
ゆいは「そーんな驚くかあ?(笑)」
まって。嘘。なに。
え、いつの間に、え、まって、
「ゆいぱ、気付いた、の!?」
ゆいぱが大野さんのこと
他の人より特別に思ってんのは知ってた。
ゆいぱが大野さんと付き合ったら、
そーなれば一番いいのにって
私がゆいぱの気持ち気付かせてあげよって
なにができるかなって
ゆいは「気付くって、何に?(笑)」
「大野さんのこと、好きって」
ゆいは「ねえ、私そーんな大野さんのこと
嫌いですオーラでてる?」
「…………は?」
ゆいは「大野さんにも言われた。
"ちゃんと好きになってもらえるように
頑張るから"って」
大野さん、気付いてたんだ。