第2章 あなたのことでいっぱいだから
3組まで終わったけど
まだ、あの子は呼ばれてない。
あー早く呼ばれないかな、
「1年4組」
「相葉雅紀」
雅「はいっ」
お?相葉ちゃん!?
相葉ちゃんは家が隣で
小さい頃から仲良しだった。
あーだからサプライズね(笑)
ある日、
「そーいや、相葉ちゃん、
どこ受けんの?高校」
雅「内緒~!大ちゃんには後で
サプライズで教えるから!」
「んにゃ、楽しみに待っとるね」
こんな会話をしたのを
思い出した。
本当、相葉ちゃん、
俺んこと好きだなあー、(笑)
「楠ゆいは」
ゆいは「はーい」
あ、
あの子だ。
途端に周りの男子がざわめき出す。
くすのき、ゆいは。
「ゆいは、ちゃん」
翔「……智くん、(笑)(笑)」