• テキストサイズ

私の恋色 -BLUE-

第2章 2人の最悪な男



また更に数分後、私はじっとしているのに息が上がり、そわそわして落ち着かなくて、体を何回もくねらせたりした。


「んっ…。」


そのうち声も漏れ初めて、なんとも言えない気持ちになる。


そしてこの感じになって私は、元彼を思い出した。

正確には、元彼に抱いてほしくなった。


「効果でてきたな…。」


金髪の男の子が歩み寄り、私の顎に触れた。


「あぁっ…!」


自分でも驚くほど官能的な声が漏れる。


「良い声でるじゃん。」


そう言いながら茶髪の男の子も学ランを脱ぎながら近付いてきた。


「じゃ、脱がすぞ?」


そう言って私の目を見る。
私はなんとか理性を保ち、首を横に振った。


「へぇ…大した精神力だな。ま、関係ないけど。」


そう言って彼は私の手首の鎖を解いた。


「おい良いのかよ。」

「どうせ薬のせいでまともに立てねーよ。」


そして彼は私を押し倒し、ブレザーを脱がした。


「いやだ…っ、やめ、てっ…っ。」

「そんな顔で言われてもなぁ?」


そう言ってブラウスを脱がしかけたときだった。


「おい。」


廃屋の入口から低い声がした。


「…?誰?」


茶髪の男が歩み寄ると、彼の体を思いっきり蹴飛ばした。


「!?」


金髪の男に明らかに焦りが見えた。


「お前、誰だ。」

「先輩、俺のこと知らないんですか?」


そう言いながら、彼は赤茶色の髪の毛をいじった。


「…お前、森崎幹也(モリサキミキヤ)か。」

/ 51ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp