第1章 やらせてみた×スイカ割り
【CASE3】
銀魂
真選組一番隊隊長
沖田総悟(18)
『ちょ……っ嫌、何すんのよ‼︎』
真選組の休暇で海水浴に来ていたは思わず大声を上げた。
彼女は今、貞操の危機に瀕している。
「黙って大人しくしやがれィ」
何故ならこの男、ドSの星からやって来たサド王子こと沖田総悟に悪戯されているからだ。
『いやっ……マジで、やめて…‼︎』
「問答無用でさァ」
嫌がる女子に無理やり目隠しを巻く沖田は大層楽しげだ。
スイカ割りしようなんて言わなきゃ良かった……は三分前の発言を心底後悔した。
ガチャンッ
『!?』
重苦しい金属音が聞こえて青ざめるの顔。
目隠しをしていても分かる。
これは、確実にアレだ。
『……やっぱり』
自分の首元を触ったはドデカい溜息をついた。
予想通り、沖田愛用の鋼鉄製首輪が装着されていたのである。
「ほらよ。とっとと棒持ちな」
低い声で言いながらの頬に木材を押し付ける沖田。
もう片方の手には首輪と繋がった鎖を握っている。
『(……糞サド王子)』
はそんな悪態を心中でつきながらも渋々棒を握るのであった。
「はーいそのままー」
「もうちょっと右ー」
「オーライオーライ」
沖田は適当な言葉を並べ立ててを連れ回した。しかも、海岸中を。
もはやスイカなどそっちのけである。
その恥ずかしい姿に周囲から寄せられる同情や好奇の目。
沖田は満足気に口角を釣り上げた。
「たまにゃ羞恥プレイも悪かねェや」
『あんた普段からこんなんばっかでしょうよ』
【結果】
鬼に金棒、沖田に目隠し