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[R18]夏だ!花火だ!夏祭りだ!

第2章 【R15】閉じ込めてみた×土方


「ったく……何で俺が新米のお守りなんざしなくちゃならねェんだ」

総悟の野郎サボりやがって。
土方さんはエレベーターの壁にもたれかかって低く呟いた。

機嫌がMAX悪いらしい。
貧乏揺すりが半端ない。

室内禁煙だし、無理もないか。

そんな考えを巡らせながら私もまた背を預ける。

外の茹だるような暑さで火照った身体に冷えた壁が気持ち良い。

『(はー……極楽)』

軽く目を閉じてクーラーの風に浸っていると、段々意識が遠退いていった。

昨日沖田さんに付き合って遅くまでゲームしてたからかな。

要するに。
超眠い。

このまま寝ちゃおっかな。

いや、怒られる。
速攻で切腹命じられる。

ブチギレた副長殿の顔を想像して、身震いをひとつ。

ここは大人しく目を開いていようと瞼を持ち上げると……そこには、立ったまま居眠りしている土方さんが居た。

『マジでか』

職務中にウトウトするようなタイプの人ではないと思っていた。

『(鬼の目にもうたた寝……‼︎)』

などと訳の分からない台詞を思い浮かべてスマホを構える。

意外にも可愛らしい寝顔に無音カメラのアプリを起動させた、その時だった。
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