第4章 好き…
急いでみつを追いかけた…
みつは数メートル先にいた。
愛梨「待って!!」
北「愛梨!?」
みつのとこまで走って行った。
愛梨「みつ…はぁ、あのっ、」
意外に距離があって息が上がって
うまく話せない。
北「ちょ、落ち着けって。」
フゥ〜…
深呼吸をして
愛梨「みつ、ウソついてゴメンね!」
北「別にいいけど…」
えっ、別にいいけどって…
愛梨「怒って無いの?」
北「うーん、怒って無いけど…」
愛梨「けど?」
北「なんでウソついたのか教えて?」
凛がみつの事好きだから
二人きりにしなくちゃと思って
なんて言えるわけないじゃん!
愛梨「えっ…と…
なんか二人がいいかな…と。」
北「何それww」
愛梨「だって、撮影の時
すっごいお似合いだったし…」
これは本当。
北「何!嫉妬??」
嫉妬…か…え!?
愛梨「…違う!!」
今ちょっと考えちゃった。
これじゃまるで私
みつの事好きみたいじゃん!
北「何マジになってんのw
冗談だってww」
あっ、冗談
そうだよねww
愛梨「だよねwwハハ…」
北「でもさ…俺愛梨に
ウソつかれたくない。」
そう言って悲しい顔した。
愛梨「ゴメン…」
北「いや、謝らせたかったわけじゃ
無くて!俺にはウソつかないで?
いい?」
みつにはかなわないわ…
愛梨「うん。」
北「大切な人には本当の事話して
欲しいからね!俺もウソつかない!」
大切な人…か…
愛梨「ありがと。私
、みつに絶対ウソついたりしないから。」
北「それでよし!
じゃあ帰ろっかw」
ギュッ
みつはさりげなく私の手を繋いだ。
ドキッ
愛梨「っ///」
気づいちゃったよ…
みつといて
こんなにドキドキするのも
みつが凛と付き合ってたのを
聞いて胸が苦しくなるのも
私…みつの事…
好きなんだ…