第8章 ウソ
愛梨「みつ。来てたんだ…
お仕事お疲れさま。」
なんか…
愛梨の様子がおかしい。
北「おぅ、
愛梨体調でも悪い?」
愛梨「え?いや、全然元気!!」
そう言って笑っている。
北「そっか。」
そしたらいきなり、
ギュッ
愛梨「…」
北「!?愛梨?どうしたの?」
愛梨がいきなり俺に抱きついてきた。
かと思うと、
愛梨「っあ!ごめん…」
って俺から離れる…
やっぱり今日愛梨変だ。
北「なんかあったんだろ?」
そう言って愛梨を抱きしめる。
すると、
愛梨「みつ…私の事…本当に好き?」
って。
北「何言ってんの?好きに決まってるじゃん!」
そしたら、俺の胸にうずめていた顔を
上げて、
愛梨「私も好き!だから…
離さないでね。」
そう言った。
北「当たり前だろ。」
俺はさっきより強く愛梨を抱きしめた。
こんなに弱々しい愛梨を
初めて見たような気がした。
何か嫌な予感がした。