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妖精な男と同居中!?
第1章 降って湧いた妖精?
「んな馬鹿な話あってたまるか」
わたしの心情を蓮が代弁するかのように呟く。
「あ?現にいま、お前の前にいるじゃねぇか。そもそも、この髪と目が、見えねぇのかよ?」
男の瞳は、コンタクトにしてはあり得ないくらいの暁色。
髪は赤毛よりも色濃く艶めいていた。
わたしは手のなかの箱を見つめた。
中には小さなルビーの指輪が、布と一緒に収まっている。
吐息が零れるくらいに美しい宝石だと、思った。
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