第7章 縮まる距離
私は藤ヶ谷さんに大丈夫?と声をかけられながらずっと泣いていた
藤「大丈夫?話せる?」
「は・・い。」
私はこみあげたことをすべて話すことにした
「私、この仕事を目指したのは中学生のころなんです。それまでは、将来なにをしたいかなんて考えてませんでした。でも、そのとき友達から教えてもらったアーティストの方のおかげで夢を見つけられたんです。」
藤「うん。」
「それで、今こうしてキスマイのみなさんの担当になって自分がやりたい仕事ができてるのはホントに幸せで。」
藤「そっかwそれくらい今まで頑張ってきたんだね」
「私が頑張れたのはたくさんのかたの支えがあったからなんです。家族、友人、キスマイのみなさん。」
藤「え?俺ら?なんで?w」
「夢を見つけさせてくれたのはキスマイのみなさんがいたからなんです。話に出したアーティストっていうのはキスマイのみなさんなんです」
今まで、うなずいてずっと話を聞いてくれていた藤ヶ谷さんがびっくりしてた
「おどろかせてしまってごめんなさい。でも、いつか言える日が来たらいいなと思っていたので、話せてよかったです」
藤「ってことは、さっき泣いてたのって・・」
「夢を見つけさせてくれた方に信頼されるなんて、信じられなくて、、ほんとにうれしくて、幸せで・・・・グスッ」
藤「そっかそっかwもう泣くなってw」
そういって私の隣に座り頭をポンポンしてくれた
その手はとても温かく感じた
藤「いろんな話聞かせてくれてありがとう。そろそろ出るかw」
「はい。」
そういい、お店を出た