第30章 2人きり
麗side
周りがしーんとしてる
「裕太・・・?」
声をかけても返事がない
目を開けると、自分のベッドの上にいた
「なんでここにいるの・・・?」
あっ、わかった!
私、裕太に髪を乾かしてもらってるうちに寝ちゃったんだ
それで裕太がここまで運んでくれたんだ
なにやってんだ私・・。
裕太に謝りに行かなきゃ
けがまだ治ってなくて痛いけど、我慢!
リビングに行くと裕太がソファーの上で寝てた
ベッド一つしかないのわかってるから私のためにここで寝てるんだよね・・・
バカだ私・・。
とりあえずこのままだと風邪ひいちゃうよね
でも起こすのもよくないし・・。
毛布もってこよう
私は自分の部屋から毛布を持ってきて裕太にかけた
「ごめんね裕太・・。ありがとう」
1人で部屋で寝るなんて嫌だったから私はソファーに持たれて寝た