第27章 復帰
麗side
メイクを始めて3時間
ちょっと休憩しようかなって思った時
『あの・・・』
って声をかけられた
振り向くと、車いすに乗った高校生くらいの女の子がいた
『あの・・私にもメイクしてもらえませんか?』
と言われた
「いいよwやってあげる!」
すると女の子はうれしそうに、病室へ案内してくれた
『私の病室です、入ってください』
病室へ入ると、そこは個室で色々な器具が置いてあった
重い病気なのかな・・・
私が少し困っていると、
『びっくりしましたよね・・?私、いつ倒れるかわからない病気なんです。だから、毎日個室で一人なんです。』
「そうだったの・・。話したくなかったよね、ごめんね」
『いえw大丈夫ですw気にしないでください』
女の子はそう笑顔で言った
私、この女の子を笑顔にしたい。
今日のこと思い出にしてほしい
絶対成功させる
「よしっ!暗い話は終わり!笑顔にさせてあげる!w」
『えっ?笑顔にですか・・・?』
女の子は笑って話してくれるけど、心の底から笑ってない
きっと、辛いんだよね。
笑えないんだよね。
私が、笑顔にさせてみせる
私は、メイクの他に髪もアレンジした
そして、完成
「できた!どう?」
私は女の子に鏡を見せた
すると、
『すごい・・・。私・・ですよね?』
「そうだよwかわいいでしょw」
『ありがとうございますっ・・!』
女の子は少し泣きそうになりながらも笑顔でそういってくれた
今の笑顔は心の底から笑ってくれてる
そう感じることができた
「辛いことがあったら泣いていい、うれしいことがあったら笑っていい。絶対自分にうそついちゃだめだよ?約束w」
私は、女の子にそう伝えて病室を出た
すると、そこには・・・・