第24章 よみがえる記憶
裕太side
「はぁ・・はぁ・・」
息を切らしながら病室をノックした
コンコン
『はい。開いてるので入って下さい』
俺は久々の麗の声を聴き、うれしくなっていた
「久しぶりw1か月ぶりくらい?今日の体調どう?」
麗「今日はすごく調子がいいですw」
前に会った時よりも表情が明るくなってる
いいことあったのかな?
「あのさ、今日ガヤ来たんだよね?」
麗「はい。私が頼んで玉森さんを連れてきてもらったんです」
やっぱりガヤが言ってたことはホントだったんだ
「俺さ、麗のほうから病院に来てほしいなんて言ってくれると思ってなかった」
すると、
麗「だって、私って玉森さんと付き合ってたんですよね?恋人同士だったんですよね?」
突然そんなこと言われた俺はちょっと驚きながら
「えっ?なんでそれ知ってるの?」
と聞くと、ガヤに教えてもらったって言ってた
「あのさ、俺1つ提案があるんだけど・・」
麗「提案ですか・・?」
「うん。今さ俺のこと玉森さんって言ってるけどそれを裕太に変えてほしいの」
麗「えっ!でも・・」
「いいからいいからwねっ?1回言ってみて!w」
麗「・・・・・ゆう・た・・」
「うんwそうそう!そんな感じでw」
麗「でも、どうして?」
「もしかしたら、前まで呼んでた呼び方とか話し方したら忘れてたこと思い出すかもしれないし!だから、敬語じゃなくてタメでいいし、キスマイのメンバーにもタメで話してあげてよw」
麗「わ、、わかった・・」
「うんw約束ねw」
ちょっと強引だったけど、これで少しでも麗の記憶が戻ることにつながるならいいよね・・?