第24章 よみがえる記憶
太輔side
「今日玉がここに来てないのには理由があるんだ」
宮「仕事でしょ?」
「そうだけど、それ仕組んだの俺なんだよ」
北「どういうことだよ」
「それh、『玉のためなんだよ』」
俺が言おうとしたら、渉が話し始めた
渉「玉を呼んでない理由は、傷つけたくないからなの」
北「傷つけたくない?」
渉「うん。なんにも記憶がない麗ちゃんを目の前にしたらさ、きっとそれだけで傷つくと思う。今までのことも自分のことも全部忘れちゃってるから。だから、呼ばなかったの」
宮「そうだったんだ」
すると、ミツは
北「でもさ、会えないってだけでも辛いと思う。俺が玉と同じ立場だったら耐えられない」
渉「玉にはすごく辛い思いさせてると思ってる。けど、玉には辛い気持ちで麗ちゃんに会ってほしくない。」
北「そんなの、俺だって同じだよ!玉には笑って麗と話してほしいよ。けど、そんなこと簡単にできねーだろ!記憶全部ないんだろ!!」
二「言いすぎだよ!麗ちゃんの気持ち考えてよ!」
北「・・・」
何も言わず出て行ってしまった
「俺がちゃんと言えばよかったな。。」
渉「太輔のせいじゃないよ・・」
渉がそう言うと、
麗「全部、私の責任です。」
麗「私の記憶がないせいで、みなさんを傷つけてますよね。私のせいで、すいま・・せんっ・・」
そういい、まだ治っていない体で頭を下げた
宮「無理しちゃダメ!安静にしてなきゃ」
麗「記憶がないせいでみなさんが離れてしまっているんです・・。」
そう麗は泣きながら言った
「悪かったな・・辛い思いさせて・・・」
すると、
麗「太輔さん、お願いがあります・・」
突然そういわれた
「お願い・・?」
麗「玉森さんに会わせてもらえませんか?」
「えっ!それは・・・」
麗「太輔さんと横尾さんが考えてくれてたこと知ってるし、今までのことも感謝してます。でも、玉森さんに会いたいんです。」
渉「いいんじゃない・・?太輔。」