第20章 奇跡
「麗!!わかる?」
目を覚ますかもわからないって言われていた麗が、
奇跡的に目を覚ました
俺は、先生に連絡することなんて忘れて、
麗を真っ先に抱きしめた
「麗・・・ほんとにっ・・よかった・・。」
目を覚ました時は笑顔でいようって決めてたけど、
そんなこと忘れてた
ただただ、涙が流れた
「麗、、ごめんっ、、俺のせいで、、つらい思いさせてっ、、、」
麗「大丈夫・・です・・から」
「・・・えっ・・」
俺は、嫌な予感がした・・・
恐る恐る麗に質問した
「ここ、どこかわかる?」
麗「病院」
「じゃあ、自分の名前は?」
麗「麗」
「じゃあ・・・俺の、名前は・・?」
麗「・・・・ごめんなさい。わからない。」
うそだ・・・。俺のこと忘れちゃったってこと?
とにかく先生呼ばなきゃ!