第20章 奇跡
麗side
私は、何度も誰かに声をかけられた
どうにかして声を出そうとした。
だけど、出ない。
すると、誰かが離れて行ってしまう気がした
嫌、、、、行かないで、、、、
私は必死に手を伸ばしてその人の手をつかんだ
その人は立ち止まった
伝えなきゃ・・・・
行かないでってこと・・。
私は何度も叫んだ
でも、声には出せていない
無理なのかな・・・
そう思った時、、、
私の声は、その人に伝わった。
私、声出せたってこと?
うそ!ほんとに?
声は出たけど、まだ周りは真っ暗
お願い・・・・
目開けさせて・・・・
そこにいる誰かに会わせて・・・・