第19章 事故
――病院――
「麗ーw今日は俺ずっとここにいるからね?だから安心しててw」
麗「・・・」
俺は、何も言葉を発しない麗の顔を見つめた
事故のせいで傷ついた頬、
目には眼帯をし、頭には包帯が巻かれている
俺があのとき、すぐに追いかけていれば・・
そんなことを思っていたとき、1通のメールが来た
誰だろう?
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こんばんは
始めまして、麗の母です
玉森 裕太さんですよね?
テレビでいつも拝見させていただいております
まさか、あの麗があなたのような有名な方とお付き合いしているなんて思いませんでした
本題に入りますが、
今現在、麗は目を覚ましておりません。
正直、つらいです。なんで私じゃなくて娘なんだと・・。
ですが、昨日事故だと連絡を受けてから、娘の着替えを取りに家に行って見つけたものがありました。
それをみてから、悲しかっただけの気持ちが変わりました
泣いてばかりじゃダメだ、笑わなきゃって。
それがこれです。
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と、写真が添付されていた
それは、俺と麗が二人で思いっきり笑っている写真が張られ、「日記」と書かれたノートの写真 だった