第19章 事故
メールには続きがあった
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このノートの中には、毎日の日記が書かれていました
それには、キスマイのみなさんと出会った日のこと、
あだ名で呼べるようになった日のこと、
メンバーの方から告白された日のこと、
デートに行ったこと、
玉森さんを選んだ日のこと
色々書かれてありました。
ですが、これだけじゃなかったんです。
そのノートの1番最後のページに私たちへのメッセージが書かれていました
それがこれです
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と、また写真が添付されていた
それは、ノートの最後のページの写真だった
ノートの最後のページにはこう書かれていた
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このノートが誰かに見られているということは、
私に何かがあったってことだねw
これを呼んでいるのはお母さんかな?小野さんかな?もしかしてキスマイの誰かかな?
もしかしたら、病気になってたり、事故にあったり、死んじゃったりしてるのかもしれないね
そうなってたら、ごめんなさい!
みんなを悲しませてるよね・・。
ほんとにごめん!
けど、1つだけ言えることは、みんなのことは何があっても忘れないってこと!
今までの思い出なんて忘れられるわけがない!
だから、みんなも私のこと忘れないでね~!w
悲しくなってたり、つらかったりするかもしれない。
そんなときは、私の机の上に置いてあるアルバム見て元気出して!
絶対笑うからw
私が見たいのは、みんなが笑ってる顔だからね?
何があっても悲しい顔、怖い顔はしないで、
笑っててくださいw
大好き。
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「麗・・っ・・。ぅ・・っ・。」
知らないうちに涙がこぼれていた
俺は、麗の手を握りずっと泣いていた
「今日だけは、許して。あんなの読んだら余計泣くよ・・。」
その日の夜は、椅子に座りベッドに顔をのせて寝た
1分1秒でも麗と一緒にいるために・・・。