第10章 責任とらせていただきます(PART2)
調子に乗っているとシャワーを奪い取られ逆にかけられた。
クソ冷てえ何だこ れアホか! 俺がな!! 寒さにガクガクブルブルしていると同じく寒さに震えるがシャワーを止めてギンと睨み付けてきた。滅茶苦茶怒ってるじゃねえかどうすんだ俺。
「何してくれんだよ近藤おおっ……何だこの温度馬鹿かッ!」
「お、仰るとおりで……でもあれな、ちゃんと酔いさめたなお前」
「滅茶苦茶頭痛ぇんだけど」
前髪を掻き上げため息をつくはいつものだ。
「……つか何で俺とお前で風呂にいんだよ」
「お前が一緒に入りてえって言ったんだろ」
真っ赤な嘘だが。
「は!? んなこと言ってね……いや、言ったとしても! 酒入った奴の言うことなんかホイホイ聞くな! 特に俺の言うこと!」
「自分をよくわかってんなあ」
「ほっとけ」
自分が酔っぱらった時にとんでもない行動に出たり何か口走ったりすることはもよくわかってる。 と、げっそりとするが小さくくしゃみをした。
「さ、寒ッ……」
「うおお悪い、湯船入れ湯船っ」
頭から冷水被りゃそりゃ寒いわ。急いでを湯に浸からせ俺も寒いので入 る。
「狭い! 何で入ってくんだおいっ!」
「お、俺だって寒いんだよ湯船浸からせろ!」
「お前は完全に自業自得だろ……」
わりと広めの浴槽もデカい男二人はさすがにキツい。超密着しながらも何とか 湯に浸かっていると、が言いづらそうに「なあ」と切り出した。
「ん?」
「いや……俺何か変なことしなかったかと思ってよ……」
は酔った時のことは完全に覚えていない。まあ気になるところだろうな。
「ああ、俺のちんこ舐めたいっつって自分から舐めた」
「嘘つけ!」
「嘘じゃねえよ!」
これはマジなので間髪入れずに返すと#NAME1が真っ赤になって自分の唇に手をあ てた。 何こいつ可愛い。
「……他何かしたか……?」
「他は……そうだな、服脱がす時に抱きついてきたり、乳首洗ってやったら気持ちいいって悦んだり、ちんこ触れってねだってきたり、」
「もーいい、よくわかった酒は二度と飲まねえ」
「まだあるぞ」
「もういいっての!」