第6章 キスをして
「ん゛、ん、はぁ、新八……んぷ、」
「あ……っあ……っも、やめて、ッとに、やめ、」
「……はあ、」
どんどん膨れ上がる新八のちんこからねっとりと糸を引き口を離した、月明かりに照らされるその卑猥な姿に不覚にも新八の喉が鳴る。
ジーンズと下着を下ろすと自分の口内を指で掻き、その手を新八の後ろの穴へと回し慣らし始めたが新八へ顔を近付ける。の真っ直ぐな瞳と目が合い思わず息を詰めた。
が切羽詰まった声で呟く。
「ねぇ、俺がどんな気持ちでお前のこと何年も思ってたかわかるか?」
「おま、」
「初めて、だよなあ……? 誰とも付き合ったこと、ねえもんな……」
「バッ、カ、やめ、」
まさか、と思う時には、指を引き抜きの勃起したちんこの先端が新八のそこにあてがわれていた。
「ッあ……ッ、」
「……好きだぜ新八……」
ず、と熱く狭い中にちんこが突き刺さる。
「んぐッ……い゛ッ、~っは、ッはァ、ッぐ、ッん゛やめっ……!!」
「ごめんッ、俺……我慢できねぇッ」
「ひ、ッぐ……あ゛、はあ……はあ、いた、いッ……」
その時ボロ、と溢れ出したの涙が新八の頬に落ちる。
「ッんぐ……ッはあ、なに、泣いてんですか、ッとにクソ野郎だ……」
「お前に、とっちゃ今さらだろッ……? もう俺最低なやつだからッ」
「うるせえッ、この、自己中野郎」
ペチ、と軽くの頬を叩き、そのまま涙を手のひらで拭ってやる。
「……男のクセに泣かないでくださいッ。泣きたいのはッ……こっちだってのに」
「……そうだよな」
ごめんな、とが新八を抱きしめる。
新八は肩を押し返そうとするが諦めたように背中に手を回す。
「ごめんっ今抜くから」
そう言い、新八の中から抜こうとすると、新八は、はあぁとため息をつくと眼鏡を外しベッドの横の棚に置く。
そして、新八から出ようとするの体を引き寄せる。
「お願いがあります」
「は」
「……最後まで」
してください、と耳元で囁く新八。