第1章 ドS×ドS
俺は、総吾の手を掴み自ら自身へと導く。
それが、合図となり勝負が始まった。
俺も総吾の自身を握りカリに指を引っ掛けるようにしごく。
総吾も、腰をビクつかせながらも必死で俺のを抜いている。
「んッ、んぁ、はぁ」
最初は喘ぎ声を抑えてたものの、耐えられなくなったのか小さくではあるが喘いでいる総吾。
その、耐えてたまに漏れてしまう声に俺は堪らなく腰にくる。
俺は、早くイカせてやろうと扱く手を早める。
「んんっ、んあぁんっ、やぁ、待つ、でさぁ、ッ」
総吾は、限界が近いのか俺のをしごいていた手をはなし俺の手を掴む。
しかし、快楽のせいで力の入ってない手で止めても何の抵抗にもならない。
俺は、総吾の自身の先端をぐりっと擦ってやるといっそう声を出して鳴く。
「ひやぁぁっ!あんっ、あっ、だめっ、だめぇー」
先端が弱いのか、総吾のものからは我慢汁で溢れていた。
その、液体でさらに滑り上下に抜くとクチュクチュという音が部屋に響く。
「総吾俺の勝ち、だな」
ニヤリと笑って見せると、総吾は身体をガクガクと痙攣させ、果てた。
肩で息を繰り返している、
総吾があまりにもイヤらしく魅力的な姿をしていたため俺は惑わされる。
天使の仮面を被った悪魔だということをすっかり忘れるほどに。
「んん?どうした?」
総吾がなにか、ぼそっと呟いたのを聞き逃した俺は聞き返す。
「、手貸してくだせぇ。俺の出したもん、綺麗にしたいんでさぁ。」
頬を紅潮させ快楽に涙を浮かばせている総吾に俺はすっかり油断していた。
そして、素直に俺は精液や我慢汁などでベタベタになった両手を差し出す。
この時、総吾が黒く笑ったのを気づけなかった。
ガチャンと音がして、はっとした頃にはすでに遅くしっかりと両手首には、手錠がしてある。
「なっ!どういうつもりだっ!?」
「こうするつもりでさぁ」
総吾は、俺の下から抜け出し逆に俺に覆いかぶさり形勢逆転とでも言うように俺にキスを落とす。
「んんっ!」
「こんなのに、引っかかってたら一生俺に入れれないですぜ、」