第3章 黒と出逢う
黒子side
「僕ですか…?」
『はい、あなたですっ‼︎』
僕が振り向くと、そこにはこの学校で見たことのない美少女が立っていました
それより驚いたのは普段存在さえ忘れられている僕が、初対面の彼女に話しかけられたということです…
(彼女には僕が見えてる…?)
「あの、あなたは…?」
『あっ、私は転校生の橙野友香です! 今日は説明を受けに職員室へ行きたいんですけど、迷っちゃって…』
「なるほど、転校生の方でしたか。 僕は2年の黒子テツヤです。 良かったら職員室まで案内しますよ?」
『じゃあ、同い年だ…!! わざわざ案内までしてもらって良いの…?』
「はい、もちろんです」
『ありがとう』
僕は彼女を職員室まで案内しました