第8章 虹と緑に出逢う
部員の練習中の様子を見て、あらかじめマッサージが必要そうな部員に目星をつけていた友香は、練習後その部員達に話しかけた。
(まず1番最初は虹村キャプテンかな…… でもあの人すごく顔怖いし、練習中も何度か睨まれてた気がする… いや、でも皆を支えるって決めたんだしちゃんとやらなくちゃ‼︎)
そして私は意を決めて虹村先輩に声を掛けた
『にっ、虹村先輩っっっっ‼︎‼︎』
虹「あ?何か用か?」
(ヒィィィィィ、やっぱ怖い……)
『あ、あの先輩膝に痛みとかありませんか…?』
虹「‼︎‼︎ 少し…な。 お前分かるのか?」
『はい…。良かったらマッサージさせてください』
虹「あぁ、頼む」
それから私は虹村先輩のマッサージとストレッチを行った
あと今後の練習でどうすれば良いかなどの対策もアドバイスした
虹「お前のおかげで、足すげー楽になった。サンキュ」
と先輩は言いながら、私の頭をポンポンと軽く叩いた
『////先輩のお役に立てて良かったです‼︎ じゃあ、お疲れ様でしたっ‼︎』ニコッ
虹「っ/// あぁ、また明日からもよろしくな‼︎ マネージャー‼︎」
『はいっ‼︎‼︎』
(虹村先輩、意外と優しいんだ… 少しは私のこと認めてもらえたかな? 明日からもよろしくなって言ってもらえたし、頑張ろう‼︎)
私は次の部員のもとへ急いだ