第41章 黒の怪我と親友との約束
医務室にて
赤「テツヤ… 具合はどうだい?」
黒「赤司君… 友香さん… 試合は…?」
赤「もちろん勝ったよ。決勝はあと5分で始まる」
黒「僕も出ます…‼︎」
テツ君はベッドから起き上がろうとする
『テツ君…‼︎』
赤「駄目だ… 医者に安静にしていろと言われている。大人しく寝ているんだ」
黒「でも…‼︎」
『荻原君との約束だよね…? でも駄目だよ、テツ君。さっき荻原君に会ってね、「絶対にまたやろう」って言ってたよ‼︎』
黒「 ‼︎‼︎ そう…ですか……」
赤「………。」
黒「……赤司君」
赤「なんだ?」
黒「決勝は… 本気でやってください。 お願いします」
赤「…良いのか? どんな点差になっても」
黒「……はい。手を抜かれる方がもっと嫌だ…彼ならそう言うはずですから」
『…‼︎ 赤司君、私からもお願い‼︎‼︎』
赤「……分かった。思い知らせてやろう、帝光の力を」
そう言って赤司君は医務室を出て行き、テツ君は再び眠りに入った
私は付き添いでテツ君の側にいることになった